こんにちは。40代の二児の母です。最近、子育てや家族関係に悩むことが多くなってきて、何か新しい視点が欲しいなと思っていたところ、四柱推命に出会ったんです。その中でも特に五行思想について学んでいるうちに、日々の生活にも活かせる素晴らしい知恵だと気づきました。今日はその五行思想について、私なりの理解と経験を交えてお話ししたいと思います。

五行思想って聞くと難しそうに感じますよね。実は私も最初はそう思っていました。でも、子育てや家事に追われる毎日の中で、少しずつ学んでいくうちに、これが意外と身近な考え方だということに気づいたんです。

五行思想は古代中国から伝わる自然哲学の一つで、世の中のすべてのものが火、水、木、金、土という5つの要素でできているという考え方なんです。この5つの要素が互いに影響し合って、世界中のものごとが変化し、循環していくという考えが根底にあります。

最初に五行という言葉が出てきたのは『書経』という古い中国の本だそうです。特に「洪範」という章では、五元素が火、水、木、金、土であると明確に書かれていて、これが五行説の最も古い記述だとされています。

面白いのは、この五行が自然現象や政治体制、占い、医療など、本当に様々な分野で使われていること。例えば、木は春、火は夏、土は季節の変わり目、金は秋、水は冬を表すんです。これを知ったとき、「あ、四季の移り変わりって、こんな風に説明できるんだ」と目から鱗が落ちる思いでした。

五行はそれぞれに色も当てはめられていて、「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」といった美しい言葉も生まれたんですって。日本語って本当に奥が深いなと感じます。

五行の関係性にも興味深いものがあります。「相生」「相剋」「比和」「相乗」「相侮」という5つの性質があるんです。

「相生」は、順番に相手を生み出す良い関係。木が火を生み、火が土を生み、土が金を生み、金が水を生み、水が木を生む…というふうに循環していきます。これって、家族の中でもよくありますよね。例えば、お父さんの頑張りが私を支え、私の頑張りが子供たちを育て、子供たちの成長が家族みんなを元気にする…そんな感じです。

一方「相剋」は、お互いを抑制し合う関係。木が土を剋し、火が金を剋し、土が水を剋し、金が木を剋し、水が火を剋す…という具合です。でも、これも決して悪いことばかりではないんです。例えば、子供の反抗期。最初は辛いけれど、それを乗り越えることで親子関係がより強くなることってありますよね。

面白いのは、この「相生」と「相剋」の関係が適度にあることで、バランスの取れた循環が生まれるという考え方。これって、家族関係にもぴったり当てはまると思いませんか?

中国の戦国時代の終わり頃に書かれた『呂氏春秋』という本では、この五行の考え方を使って王朝の継承を説明しているそうです。各王朝には五行の元素に対応した「徳」が割り当てられていて、例えば殷王朝の徳は金徳で、その正式な色は白だったんだとか。歴史好きの私としては、こういう解釈がとても興味深いです。

日本でも、中世以来、古事記や日本書紀の神話を五行説で解釈しようとする動きがあったそうです。水の徳を持つ神様が国狭槌尊、火の徳を持つ神様が豊斟渟尊…というような具合です。日本の伝統文化の中にも、こういった考え方が根付いているんですね。

五行思想を学んでいくうちに、私は日常生活の中でも「あ、これは木の性質だな」「これは火の性質だな」と気づくようになりました。例えば、春先に子供たちがわくわくして新しいことに挑戦しようとする姿は「木」の性質。夏に家族でワイワイとバーベキューを楽しむのは「火」の性質。そんな風に考えると、日々の生活がより豊かに感じられるんです。

もちろん、五行思想だけで全てが解決するわけではありません。でも、新しい視点を得ることで、家族関係や日々の生活を見つめ直すきっかけになるんです。例えば、イライラしがちな自分を「火」の性質が強すぎるのかもと考えて、「水」の性質を意識的に取り入れてみる。そうすることで、少しずつバランスが取れてくるんです。

最後に、四柱推命や五行思想についてもっと詳しく知りたいと思った方には、四柱推命協会というサイトがおすすめです。五行にしても、四柱推命協会でたくさんのことを学びました。五行の考え方を知ると、日常生活の中での気づきが増えて、家族との関係もより深まる気がするんです。

五行思想、みなさんの家族生活にも取り入れてみませんか?きっと、新しい発見があると思いますよ。今日はちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。五行の世界、奥が深くて面白いですよね。これからも少しずつ学んで、家族との時間をより豊かにしていきたいと思います。みなさんも、ぜひ家族と一緒に五行思想について話し合ってみてくださいね。きっと、素敵な会話が生まれると思います。