恋に慎重になるのは当然だ中**て僕の家には沢山の患者が訪れる相手のことを考えてる時の心電図の様子や体温の上昇率罹患率など様々の様子から患者が本物の恋をしているかどうかを診断するのが僕の仕事だ。
いいには常連も多いがこの岬という症状もその一人だ僕がまだ二十代前半にこの医院を開業した時からの常連で美咲はこの医院最初の患者だった。
いいのすぐ隣の家に住んでいた美咲は当時まだ高校生でその時片思いをしていた相手の気持ちが本物かどうかそれを知りたいと行ってきたのだ本物の恋のようだね僕がそう診断すると美咲は顔を赤らめて頑張ってみますと言った。
しかし僕が知る限りみさきはまだ一度も自分からアプローチをしたことがないあれからどうなった近所で顔を合わせた時に僕がそう聞いてみると首をふるふると振ってダメでしたというのだ。