ノーマルなクリーニング店だとカウンターでお店の人と一緒に、洋服のシミや汚れについて確かめますよね。しかし宅配クリーニングだったら、相手と一緒に洋服の状態を確かめられません。そのため検品作業に関しては人任せな状態になってしまうデメリットもあります。相手と直接話すことができれば、洋服のシミや汚れの原因を伝えることもできますし、クリーニング方法についての要望などを伝えられたり、意見交換できるメリットがあります。
実際にシミ抜きに関しては、水溶性の汚れなのか油溶性の汚れなのかによってやり方が変わります。もしシミ抜きの判断を職人さんが間違った場合、色あせや色落ちなどのクリーニングトラブルが起こらないとも限りません。宅配クリーニングはラクで便利なサービスですが、失敗しないためのひと手間として、クリーニングする洋服の状態を詳細に伝えておくことが大切です。
宅配クリーニング会社の多くは、たくさんの洋服をまとめて出すパック料金を採用しています。パック料金が採用されている宅配クリーニングにはダウンジャケットやコートなど、持ち運びが重たくてクリーニング単価が高いものを出すときにおすすめです。逆にシャツ類やスーツなど持ち運びが軽くてクリーニング単価が安いものを出すときには、パック料金を採用している宅配クリーニングはおすすめできません。
なぜなら宅配クリーニングのパック料金のクリーニング単価は、安くても1点1,000円くらいはかかるからです。いっぽうワイシャツのクリーニング単価は250円~350円くらい。パック料金の宅配クリーニングに出すと料金的に合わないことがわかります。出す衣類によって損得が変わるからこそ、宅配クリーニングを比較する手間は欠かすことが出来ませんよね。
現実問題としてクリーニングのクオリティーに関しては、宅配クリーニングもお店に出すクリーニングも料金的には大差がありません。注文やスマホからでも簡単にできるので、会社からの帰宅途中に申し込んで、家に帰ったらダンボールに衣類を詰めて集荷を待つだけで、その日のうちにクリーニングに出す用事が片付きます。もしクリーニングが終わったあとの洋服をそのまま預かってほしいときは、保管サービスをやっている宅配クリーニング会社を選んでおくと安心です。
コートやダウンジャケットなどの冬物衣類がクローゼットからなくなるだけでも、暑苦しさを感じずに済みます。夏祭りで着終わった浴衣や秋以降にきれいにしておきたいブーツも宅配クリーニングを利用すれば、アイテムごとに最適な会社にクリーニングを依頼できます。初めての宅配クリーニングの利用なら、洋服1点から送料無料でお試しできる宅配クリーニング会社もあります。