31日未明頃、中国の大型ロケットの残骸が地上に落下する可能性が指摘されています。
中国は24日、建設中の自国の宇宙ステーションと実験棟を結ぶ大型ロケット「長征5B」の打ち上げに成功した。
このロケットの残骸が大気圏に再突入する時刻を、米国の非営利団体「エアロスペース・コーポレーション」は、日本時間の31日午前3時以降、プラスマイナス5時間と推定している。
ロイター通信は、専門家の見解として「残骸は制御不能で、現時点では正確な着弾点を予測するのは難しい」とし、「可能性はかなり低いが、人口密集地に落下する可能性は否定できない」と報じている。
2年前には中国製ロケットの破片がアフリカ西部に落下し、建物に被害を与えたが、中国政府は「ほとんどが再突入時に燃え尽き、空や地面に被害を与える確率は極めて低い」と強調する。